鋭い眼光 電柱の上に猛禽類「ノスリ」 「孤高の美」にハート撃ち抜かれ

2024.01.30
注目

電柱のてっぺんにとまり、こちらに鋭い眼光を向けてくる「ノスリ」=2024年1月30日午前11時37分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市内の田園地帯で、電柱のてっぺんにとまり、注意深く辺りをうかがっていたのは野鳥の「ノスリ」。丹波地域では冬鳥の猛禽(もうきん)類だ。

全長約60センチ。トビよりも一回り小さなタカで、全体的に白っぽく見えることが特徴。ネズミやモグラを主食とし、ホバリングから急降下して獲物を狙う。

猛禽類は孤高な印象。その眼光やくちばしの鋭さも相まって、静かにたたずむ姿が無性に美しい。

そんなことを考えながらシャッターを切っていると、こちらに視線を送ってきた。レンズ越しに見つめ合う。しばらくして、音もなく翼を広げて飛び去っていった。

「もう。かっこいい」―。やっぱり、ハートを撃ち抜かれた。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

関連記事