兵庫県丹波篠山市が、日本ホッケー協会(JHA)から「公式ホッケータウン」として認定を受けた。JHAが創立100周年を記念して、ホッケーの普及振興に取り組む全国19自治体を第1期分として認定したもので、自治体とJHAが関係を深めることで、ホッケーを通じた地域の活性化をより図っていくことを目指している。
認定により、ホームページや大会パンフレットなどで公式ホッケータウンを呼称することができ、認定ロゴも利用できる。また、自治体が日本代表選手を招いた事業などを実施できる。
認定証交付式が、丹波篠山総合スポーツセンターで行われ、ホッケーを楽しんでいる市内の小中高校生約60人が見守る中、酒井隆明市長がJHA事業本部の中村真理本部長から認定証を受け取った。交付式の後は、ホッケーの東京五輪出場選手や元日本代表選手ら計5人による「夢見るホッケー教室」が開かれた。小中高校生の選手たちはプロの妙技に心を躍らせ、直接指導を受けるなどしてモチベーションを高めていた。
指導に当たったオリンピアンらは、「丹波篠山の選手の技術の高さにびっくり。この地でホッケーが盛り上がることを祈る。将来、日本代表選手が出てくることを願っている」と話した。
丹南中ホッケー部主将の杉田元さん(14)は、「丹波篠山が日本リーグの会場になったり、合宿でプロの選手たちが頻繁に練習に訪れるようになったりしてほしい。僕たちの町からホッケーの輪が広がっていけば」と期待していた。
このほか、認定を受けた自治体は次の通り。
岩手県岩手町、山形県川西町、宮城県栗原市、福島県棚倉町、東京都大田区、同品川区、埼玉県飯能市、茨城県境町、新潟県新潟市西蒲区、富山県小矢部市、三重県名張市、京都府京丹波町、滋賀県米原市、岡山県岡山市、同赤磐市、島根県奥出雲町、山口県岩国市、香川県綾川町