ひな人形やつるしびなを飾る「丹波かいばら雛めぐり」が、兵庫県丹波市柏原町市街地の13会場で行われている。かいばら一番館、たんば黎明館、柏原藩邸といった風情ある観光スポットを中心に、町の中が華やかな雰囲気に包まれている。31日まで。
メイン会場のかいばら一番館には、20ほどのひな人形がずらりと並び、階段をひな段にした演出も。150以上のつるしびなも飾られ、会場を一層華やかにしている。住民有志らがこつこつと手作りしたつるしびなは、ハト、ウサギ、ブドウなどさまざまな形をしており、見る人を楽しませている。
妻、4カ月の長女と3人で同県加東市から訪れた男性(26)は、つるしびなをバックに長女と写真を撮り、「インスタ(グラム)用と、思い出に」と笑い、「(丹波市青垣町で開かれている)『丹波佐治福寄せ雛』に行って、この催しを知った。初めて来たが、とてもきれい」と笑顔だった。
関連イベントとして、23日午前10時から柏原藩邸で雅楽演奏会、23、24日には「雛めぐり街歩き」や写真撮影会、30、31日にはスタンプラリーなども開かれる。