ダブルたまごで満腹 夏向き新メニュー「TKU」新発売 月見うどんと卵かけご飯をセット

2024.08.07
丹波市地域食べる

新発売した夏向け商品「TKUセット」を手にする三方さん=兵庫県丹波市氷上町上新庄で

地元、兵庫県丹波市氷上町葛野地区産の米と卵を使ったTKG(たまごかけご飯)が人気の「かどのの郷」(同町上新庄)の食事処が、夏向きの新メニュー「TKU」(たまごかけうどん)セットの販売を始めた。冷たい月見うどんに、たまごかけご飯が1膳付いて500円(税込み)。「W卵のお腹いっぱいセット。暑い季節、卵をうどんに混ぜて喉越し良くつるつる味わって」と呼びかける。

卵とネギ、天かすが載った冷たい讃岐うどん1人前に卵かけご飯のたれをかける。卵と150㌘ほどのご飯、漬物のセット。

TKU単品で販売を考えたが、ハイシーズンは100人を超えるなどTKG目当ての客が多いことから、ご飯を付け、満足感と満腹感を高めた。

うどんを食べ終わった後に残った、たれや薬味をご飯にかけ、卵を足して味わう人もいるという。セットのご飯はお代わり不可だが、「満腹になってもらえる」と同店の三方弘美さんは話している。

ご飯お代わり不可のTKUセットは、米節約の一助に、との思いもある。通常のTKG(税込み500円)は、お代わりが1杯無料。ほとんどの客がご飯(約210グラム)をお代わりする。客1人当たり米1合(350グラム)強が必要な勘定。

仕入れ先の昨年産米が不作だった影響で、在庫が乏しくなっており、米集めに四苦八苦。三方さんは自宅でうどんを食べる回数を増やし、自家消費用の葛野産米を営業に回す、節約をしている。

同店はランチ営業(午前11時―午後2時)のみ。水曜定休。

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