栗や小豆で筋トレ補給食 その名も…「マッスルだんご」 SNSで知名度アップ

2024.10.08
丹波市地域食べる

栗や大納言小豆をぜいたくに使い、栄養補給食として売り出している「マッスルだんご」をアピールする幸畑社長とスタッフ=兵庫県丹波市氷上町石生で

特産の加工、販売を手がける会社「こうはた」(兵庫県丹波市氷上町石生)が、筋力トレーニングに励む若い世代に向けた栄養補給食として、栗や大納言小豆を使った和菓子「マッスルだんご」を売り出し、好評を博している。交流サイト(SNS)で数十万人のフォロワーがいるインフルエンサーや格闘家の動画で紹介されるなど、知名度を伸ばしている。

栗と大納言小豆の2種類。それぞれのあんを、棒付きのだんごの上に載せている。脂質はなく、良質なたんぱく質を効率的に取れるという。ビタミンや食物繊維といった栄養成分が豊富で、疲労回復や腸内環境改善なども期待できる。

幸畑孫社長(39)が、若い世代に丹波の特産の味を届ける方法はないかと頭を悩ませていたところ、丹波市内のジム経営者から、和菓子は栄養補給食に最適だと聞き、同商品を発案。2年前に販売を始めた。

元々人気商品だった団子のレシピをそのまま生かし、漫画風のパッケージで提供。購入者からは「とにかくおいしい」と好評で、肉体美を競う大会出場者への贈答品としても人気という。今月には商標登録も完了した。

各地の大会にも積極的に出展し、多くのインフルエンサーともつながった。「料理系筋肉ユーチューバー」で71万人の登録者がいる「ハルクくん」や、人気格闘技イベント「ブレイキングダウン」で活躍する大野篤貴さんらの動画でも紹介され、反響を呼んだ。

幸畑社長は「『マッスルだんご』を通じ、丹波の特産を幅広い世代に知ってほしい」と語る。

1本500円。通販サイトなどで購入できる。同じあんを使い、カステラ生地に入れて提供する「マッスルまん」(400円)も販売中。

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