丹波竜の発掘現場近くに木製の丹波竜

2008.08.02
丹波の恐竜

 実物大の丹波竜現る―。 山南地域の住民らでつくる 「かみくげ恐竜の里づくり協議会」 (酒井將瑞会長) の会員らが、 山南町上滝の丹波竜化石発掘現場近くで、 木でつくった丹波竜の巨大モニュメントを設置した。 鉄道や県道からも見ることができ、 ひときわ目立つ存在。 8月10日に開く、 発掘2周年記念イベントで、 モニュメントの落成式を予定している。
 木製恐竜は、 板を組み合わせて恐竜の形にしたもので、 全長19メートル、 高さ6・3メートル。 川岸の並木の間に設置しており、 ちょうど口の部分が木の枝に当たることから、 あたかも草食恐竜がムシャムシャと食事をしているように見える。
 会員らが地元の山から切り出した間伐材約60本を使い、 約1カ月かけて制作した。 総パーツ数は100個以上にのぼる。 目の部分や胴体部分は、 木材を重ね、 立体感を演出した。 費用は、 県のパワーアップ事業の助成を受けた。 酒井会長は 「丹波市や恐竜のアピールになれば」 と話している。
 2周年イベントは午前10時から、 発掘現場付近などで。 現場の1日開放や、 国登録有形文化財の旧上久下村営上滝発電所で写真パネル展示、 恐竜ペーパークラフト教室などが開かれる。

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