山南町上久下地域の住民らでつくる 「かみくげ恐竜の里づくり協議会」 (酒井將瑞会長) が9月27日、 JR福知山線下滝駅から恐竜化石発掘現場までの歩道約1キロに、 恐竜の足跡を描いた。 駅から足跡を追っていくと現場に到着できる。 観光客を誘導することや目で楽しんでもらうことをねらって企画。 路面に描かれた丹波竜の足跡が、 恐竜の里の案内役を務める。
同協議会副会長の村岡茂男さんが、 縦約45センチと約30センチの型を作成。 親子の恐竜が歩いているかのように工夫しており、 インターネットで調べたティタノサウルス形類 (丹波竜) の足の化石をもとに3本指のものにした。
交通安全委員会などが白と黄色を使用するため、 緑、 ピンク、 青、 水色、 紺色の5色を使用。 約10メートル間隔で描いた。
28日に同地域で開かれた 「風景街道ワンデーウォーク」 では、 さっそく効果を発揮。 現場付近を歩いた参加者の男性は、 「道がわかりやすくていい。 色もカラフルでかわいらしい」 と話していた。
丹波竜発見以降、 同駅の利用率が上昇。 子どもが現場まで退屈しないようにと企画した。