丹波市は21日、 山南町上滝の恐竜化石発見現場の駐車場に、 恐竜化石や地質、 市の理念である 「まごころの里」 などをイメージしたモニュメントを設置すると発表、 完成イメージ図を公表した。 デザインは、 成田国際空港ターミナルのモニュメントなども制作した気鋭の造形作家中村哲也さん (40) =千葉県出身=が担当した。
モニュメントは、 高さ3・15メートル、 幅2・3メートルで、 アルミ製。 発掘調査で発見された恐竜化石 (血道弓) 3本が連なった様子を表している。 家族が手をつないでいるように見えるほか、 ハート型のすき間があり、 命を連想させる。 色は赤を基調にした3色で、 地層やまごころをイメージした。
市が昨年策定した恐竜を活かしたまちづくり計画の一環。
設置場所は、 駐車場の北側。 下部には植栽し、 発掘現場で出た岩石を縁石として活用する。 3月末の完成を目指す。 費用は、 宝くじ協会の助成金を使う。
市担当課は、 「現場を訪れた人が、 想像力をかきたてられたり、 ユニークと思ってもらえれば」 と話している。