丹波竜・特産物で経済効果を 戦略チーム結成へ

2009.04.23
丹波の恐竜

 丹波竜や特産物などを包括した新たな地域ブランドを確立し、 経済効果を生み出そうと今年度、 丹波市、 県、 商工会、 観光協会、 市民などが連携し、 「戦略プロジェクトチーム」 を立ち上げる。 地域資源を活用した新商品やツーリズムなどの研究・商品化を行い、 培ったノウハウを一般参加型の 「民間実行部隊」 に伝え、 地域経済の活性化、 観光振興などにつなげたい考えだ。
 市恐竜を活かしたまちづくり課が旗振り役となり各機関と連携。 現在チームメンバーの人選を行っており、 早期立ち上げを目指している。
 チームでは、 ▽プロジェクトのアドバイザーやシンポジウム講師の選定▽全国公募による商品開発アイデアの募集▽試作品の開発▽商品の流通販路の確立―などを行う予定。 企業や市民が参入する民間実行部隊は、 チームが確立した商品やアイデア、 流通販路を活用し、 利益を生み出していく。
 事業効果としては、 地域ブランドの確立や市民参加型を取ることによる地域への経済効果、 インターネットなどを通した全国販売への展開などを見込んでいる。
 これまで市などは、 恐竜の里計画に基づいて観光振興や商品開発などを行ってきたが、 民間への波及効果が薄かったため、 より実践的、 戦略的に経済効果を生み出そうと、 専門チームを立ち上げることにした。
 市恐竜を活かしたまちづくり課は、 「現在もさまざまな機関で丹波竜や特産物を生かした商品開発を行ってもらっているが、 全国的な不況の中、 今後は全てを包括した独創的な戦略が必要。 丹波市のPRや地域経済の活性化のためにチームで活躍してもらい、 民間へのアドバイスを展開してもらいたい」 と期待している。

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