角竜類化石発見で旧西紀分館に岩石砕く作業所

2009.12.10
丹波の恐竜

 篠山市宮田の地層 「篠山層群」 から国内初の角竜類化石や国内最古級のほ乳類化石が発掘されたことを受け、 同市は発掘現場そばの旧西紀公民館分館に、 地層から運び出した岩石を砕く作業所を開設することを決めた。 岩石を砕く作業は、 化石部分を削り出すクリーニングの前工程にあたり、 来年2月から作業に入れるよう準備を進める。
 同作業所の開設は当初、 西紀支所車庫棟に予定していたが、 改修費用がかさむため、 同分館に変更した。 同分館では、 専門技術や専門機材が必要なクリーニング作業は行わず、 砕石作業のみを行う。
 市は今月の定例会で、 同作業所開設に向けて顕微鏡やハンマーなどの道具類購入費約67万円を提案している。 砕石作業には 「篠山層群をしらべる会」 などの協力や指導を得ながら、 市民も参加できるようにする予定。 砕石して貴重な化石が見つかった場合は、 人と自然の博物館でクリーニングを行う。

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