恐竜化石 5次発掘調査始まる

2010.11.13
丹波の恐竜

 丹波市山南町上滝の篠山川河川敷で10日、 恐竜化石の第5次発掘が始まった。 化石を含んだ白亜紀前期の地層 「篠山層群下部層」 (約1億1000万年前) を手作業で調べる本格発掘は12月11日から。

 県立人と自然の博物館 (三田市) の三枝春生主任研究員によると、 昨年の4次調査で恐竜の 「胴椎 (どうつい)」 (胴体部分の背骨) を確認したものの、 時間切れで埋め戻しており、 この部分の発掘が前半作業の中心になるという。
 5次の対象は、 篠山川に近い岩盤約20平方メートル (幅2・5メートル、 長さ8メートル)。 上部の層を6メートルほど重機で掘り下げたあと、 ボランティアらも加わって手作業で化石を探す。
 年末年始 (12月28日―1月7日) を除き、 2月中旬まで調査を続ける予定。 作業が見学できるのは午前9時―午後3時ごろまで。

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◆発掘作業の協力者募集
 今月15―30日まで、 市役所を窓口に市民ボランティアを募集する。 今月号の市広報に詳細を掲載する。 問い合わせは市恐竜を生かしたまちづくり課 (0795・82・3896)。

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