学生の拠点改修へ クラファンにチャレンジ 「造り物」参加の関大生ら

2025.01.10
ニュース丹波市地域

CFへの協力を呼びかける関大の学生たち=丹波市氷上町成松で

成松愛宕祭の「造り物」への参加など、兵庫県丹波市氷上町中央地区で活動する関西大学の学生らが、旧商店の空き物件を地域と学生の拠点にする改修費の調達の一助にと、クラウドファンディング(CF)に取り組んでいる。15日まで。

同大学生と地域住民でつくる団体「CHATTA」が、中央通りの元酒屋の木造2階建てを借り、「CHATTA BASE」と名付けた。数年前から補助金などを活用して少しずつ手を加えており、イベント時に学生が店舗として利用している。

より地域で活動がしやすいようにと、学生が寝泊まりできるようにする。1階は学生と地域の交流の場とし、キッチン、風呂、トイレなどを備え、2階は寝室などにする。

建築を学ぶ学生が多く関わっており、自らで工事を進めているが、CFで得た資金を本職に依頼する部分に充当する。

目標金額は170万円。5000―5万円で返礼品を用意している。

同大大学院建築学科修士課程の稲垣さくらさん(23)は、「学生の拠点づくりが中心だが、地域の人が集える場所にしていきたい」と言い、商店跡だけに、ゆくゆくはチャレンジショップとして貸し出す空間にできればと考えている。

詳細は「キャンプファイヤー CHATTA」で検索するか、関西大学佐治スタジオへ。

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