「関西MEBIG(メビック)こどもミュージカル」による「His Story ヒストリー」が、7月12日午後2時半から丹波ゆめタウンポップアップホール(兵庫県丹波市氷上町本郷)で上演される。祈りの家キリスト教会(同町石生)の日曜学校に通う丹波市の子どもたちをはじめ、大阪、明石などの団員が出演。15年目を迎え、初めてとなる完全オリジナル作品に挑戦する。
出演する子どもは、小学4年生―高校2年生の6人。音響や振り付けのスタッフで参加する学生や社会人もいる。
上演作は、同劇団の玉置雅子代表(53)=祈りの家牧師=が脚本、音楽、演出など全般を手がけている。中高生の子どもたちが、夏のキャンプで暗闇探検をしていると、小さい頃の自分や神様が現れ、信じることのできる愛によって、それぞれが心に抱えてきたわだかまりを乗り越えていく―というストーリー。悲しみ、助けを求める、許してもらう―の3要素がテーマになっており、「大人でも共感してもらえる部分があるのでは」と玉置さん。
1年近くかけて週1回練習を重ねてきており、玉置さんは「最初は大きな声を出せなかった子がしっかりとせりふを言えるようになるなど、物語とともに現実でも成長している。胸を張って、スポットライトの中に立つ経験をしてほしい」とエールを送る。
3年目の出演になる田野昊雅さん(氷上中3年)は「役の自分と実際の自分は似ているところもあると思う。信じることで心が変わり、最後は笑顔で思い切りやれるようになるというところが見所」と話していた。
チケットは前売り1500円、当日2000円。

























