阪神甲子園球場で開かれている夏の全国高校野球選手権大会12日目の17日、地元の東洋大姫路(兵庫)が西日本短大付属(福岡)を3-2で下し、ベスト8に駒を進めた。東洋大姫路のエース、兵庫県丹波市立市島中学校出身の右腕、木下鷹大投手(3年)が3回途中からロングリリーフ。5回裏のクリーンナップ三者連続三振を含む8つの三振を奪う快投で、チームの逆転勝利に貢献した。次戦は19日、4強をかけ沖縄尚学(沖縄)と対戦する。
1点を先制された3回裏、二死1・2塁のピンチで登板。ヒットを打たれ2対0とされたものの、後続を断ち、最少失点で切り抜けた。チームは4回表に1点、5回に2点を奪い、逆転に成功。その裏、145キロのストレートと緩いカーブ、切れのあるスライダーなどを駆使し、三者連続空振り三振に取り、試合の流れをがっちりつかんだ。
7回の一死1・2塁のピンチも、4、5番を連続三振に切ってとった。球威は9回に入っても衰えず、最後の打者をセンターフライに打ち取った。打者26人に102球、ストレートの最速は146キロだった。
木下投手は「真っすぐが走っていた。コースや高さを使い、丁寧な投球ができた。緊張感を持ち、初戦と比べものにならない良い投球ができた」と振り返った。春のセンバツからの自身の成長を「インコースを使えるようになったこと、ランナーが塁に出ても焦らず粘り強く投げられるようになった」と述べた。
沖縄尚学戦に向けて「投手を中心に粘り強いチーム。粘り強く戦い勝つ」と抱負を語った。





























