観客投票でGP決める 8日から「丹波国際映画祭」 製作規模、国内外問わず約30作品を上映

2025.09.07
地域注目観光

3回目となる丹波国際映画祭への来場を呼びかける近兼監督=兵庫県丹波市氷上町成松で

製作規模を問わず、国内外の映画作品を上映し、観客の投票形式でグランプリを決める「丹波国際映画祭」(同実行委員会主催)が8日―10月13日、兵庫県丹波、丹波篠山両市の計4会場で開かれる。3回目の今回は邦・洋画やアニメ、アマチュアが制作した短編映画など約30作品を上映し、期間中、15組以上の監督や出演者らが登壇する予定という。

実行委員長で映画監督の近兼拓史さんが支配人を務める映画館「ヱビスシネマ。」(丹波市氷上町成松)と、「メガヱビス。」(さぎそうホール、丹波篠山市今田町今田新田)は期間中の全日上映。やまなみホール(丹波市山南町谷川)は9月26―28日と10月11―13日、春日文化ホール(丹波市春日町黒井)は最終日の10月13日に上映予定。同日、グランプリを発表する。

投票権付き鑑賞券1枚を購入すると、作品が6回観られ、投票用の絵馬1枚が付く。一般1万円、60歳以上のシニアと高校生以下は5500円。使いきれなかった回数分は「ヱビスシネマ。」で1年間、使用できる。

今年の上映作品でリクエストの多かった「35年目のラブレター」、特撮テレビドラマを映画化した「大長編 タローマン 万博大爆発」、アニメ「それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!」をはじめ、特撮、海外アニメ、ご当地映画など幅広いラインナップ。丹波市山南町の会社が手がける静岡・小國神社の檜皮屋根ふき替え工事を密着撮影した「コンティニュエイションズ」、アマチュア映像コンテスト「丹波篠山映像大賞」で昨年最優秀賞に輝いた「千年の子守唄」も上映する。

近兼監督は「多くの監督や出演者の登壇も楽しみにしてほしい」と話している。

同鑑賞券は同映画館などで購入できる。1回券は当日一般2000円(割引対象者1200円)。上映スケジュールはホームページから。

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