若チュンです 子スズメたちが集団形成 厳しい冬に向けた準備?

2025.09.25
注目

器用に丹波黒枝豆の枝や葉の上に乗る若スズメたち。冬に向けてみんなで栄養を蓄えているよう=2025年9月24日午後5時13分、兵庫県丹波篠山市内で

朝晩が涼しくなり、本格的な秋を迎えつつある兵庫県丹波篠山市。秋の一大特産物「丹波黒枝豆」の販売解禁が10月に迫るなど実りの季節が目前となる中、青々と葉が茂る枝豆畑や、色づき始めた柿の木にはすでに先客の姿が―。

群れをなして畑に陣取っていたのはスズメ。「チュン、チュン、チュン」の大合唱に望遠レンズを向けてみると、そのほとんどはくちばしの根本が黄色いため、今年巣立った若いスズメたちのようだ。みんなで器用に黒枝豆の葉や柿の木の枝に乗っては、草の実や葉に付いた虫を食べている。

 

 

柿の木に乗るスズメ。くちばしの根本が黄色いため、今年巣立った若い個体とみられる=2025年9月24日午後4時34分、兵庫県丹波篠山市内で

スズメはえさが少なくなる冬に向けて秋ごろから集団を形成。みんなで行動することでえさを見つけやすくなったり、身を寄せあって暖め合うとされている。

若スズメたちも一足早く群れを作ることで、厳しい冬を乗り切る準備を始めているのかもしれない。「たくさんご飯を食べて、頑張って!」とエールを送っておいた。

 

 

 

 

数十羽の群れを作り、集団でごはんを探す若スズメたち。秋の風物詩でもある=2025年9月24日午後4時25分、兵庫県丹波篠山市内で

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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