秋空を背に ツバメの旅立ちも〝最終便〟 越冬地へ「頑張って!」

2025.10.24
注目

秋空を背に、越冬地へと旅立っていくコシアカツバメたち。春にはまた元気な姿を見せてほしい=2025年10月24日午前8時15分、兵庫県丹波篠山市内で

本格的な秋の訪れを感じる兵庫県丹波篠山市で24日早朝、城下町の電線に、「コシアカツバメ」が群れていた。真っ青な秋空を背にしたツバメたちは、これから越冬地へと数千キロに及ぶ旅に出る。

ひなが成長し、気温が下がってきたことから、群れを作って越冬地の東南アジアなど南方に向けて旅立つ。市内では9月末ごろから各地で大集団を作り、順次旅立っているツバメたち。10月も下旬となり、そろそろ〝最終便〟になるとみられる。

長旅の中で目の前にいるツバメたちの何割が生き残り、何割が来年帰ってきてくれるのか。そう考えると少し切ない気持ちになる。

それでも旅立ちを暗い雰囲気にしてはならないと、「いってらっしゃい。頑張って!」とエールを送りながらシャッターを切った。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

 

愛らしい姿のコシアカツバメ

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