本格的な秋の訪れを感じる兵庫県丹波篠山市で24日早朝、城下町の電線に、「コシアカツバメ」が群れていた。真っ青な秋空を背にしたツバメたちは、これから越冬地へと数千キロに及ぶ旅に出る。
ひなが成長し、気温が下がってきたことから、群れを作って越冬地の東南アジアなど南方に向けて旅立つ。市内では9月末ごろから各地で大集団を作り、順次旅立っているツバメたち。10月も下旬となり、そろそろ〝最終便〟になるとみられる。
長旅の中で目の前にいるツバメたちの何割が生き残り、何割が来年帰ってきてくれるのか。そう考えると少し切ない気持ちになる。
それでも旅立ちを暗い雰囲気にしてはならないと、「いってらっしゃい。頑張って!」とエールを送りながらシャッターを切った。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)




























