兵庫県丹波市市島町徳尾の「前山ふるさと農園」で、地元の有志5人が、しめ縄飾りの製作に励んでいる。昨年までは一般家庭からの注文を受け、1000個以上を製作していたが、作り手の高齢化による人員不足、稲わらの不足により、規模を縮小し、神社の鳥居に飾るものに限っている。
丹波市内の約20の神社からの注文に応え、70―80歳代の有志が10月初旬から作業。2―4㍍ほどの大型の飾りのため、複数人で作業を分担し、黙々と縄を編んでいる。
同園管理者の余田義信さん(76)は「一般家庭からの問い合わせも来ていたが、人材と稲わらの不足がネックになっている」と話す。
作業していた男性は「手に力を入れておかないと、縄が緩むので大変。共同作業はチームワークが必要」と話していた。



























