地域課題解決にシェアハウス ビジネスプランコンテストでV 農業研修受け入れなど

2026.01.30
ニュース丹波市地域地域注目

地域課題を解決するビジネスプランコンテスト「たんばLPSチャレンジ」(シリ丹バレー協議会主催)の2次審査が20日、丹波ゆめタウンポップアップホールであり、農業「丹波からふるふぁーむ」の西垣健太郎さん(52)=兵庫県丹波市山南町=の「地域課題解決型シェアハウス」が最優秀賞に輝いた。「人材不足、担い手不足」という地域の悩みをセールスポイントにする逆転の発想で、「解決に貢献したい」思いを持ち、中長期滞在する人に生活拠点を提供するアイデア。「プランを練り上げることを通してやることが明確になり、応募して良かった。地域に喜ばれる人、できれば家族を呼び込みたい」と、受賞に思いを強くしている。

自宅隣の木造2階建て民家を取得し、シェアハウスに改装する。9室あり、貸事務所、コワーキングスペース、動画撮影用スタジオなどの機能を備え、年間売上200万円を目指す。シェアハウスに滞在する人を年間10人、その中から地域に定住する人を年1組出せれば、と青写真を描く。

ターゲットは30歳代。西垣さんは、人生の第2キャリアとして移住先を探す人が多いこと、同時に社会の役に立ちたい若者が多いという内閣府の世論調査などを踏まえ、「地域課題」を集客ポイントに設定。「地域解決型―」とうたうことで、思いがある人の目に留まるようにするとともに、思いがある人しか来づらいハードルを設けた。「ここには現地、現物、現実がある」がコンセプト。「短期では本質に触れられないし、伝わらない」と、中長期滞在に絞る。

西垣さんが農業研修を受け入れるほか、他の農家や、企業で働く人の生活の場として使ってもらうことを想定する。「これまで、うちは住環境がなく、研修生を受け入れられなかった。周りの農家も企業も同じ。うちが住む所を提供することで、農家や企業が求人をしやすくなる。うちも居住者を探すし、うちを利用して人材を呼び込みたい人たちにも独自で入居者を探してもらうことで、相乗効果を生む」とする。

滞在中に地域の雰囲気を知ってもらい、定住につながることを願っている。

現在、物件の購入手続き中。インターネットを介して改修費を調達するクラウドファンディングを3月から始める予定。物件の部屋数が多く、開業は段階的になる見通し。最も早い部分で今夏を目指す。

同コンテストには、1次審査を通過した8組が出場。糟谷浩行・丹波県民局長ら4人が審査した。

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