認定こども園さちよ (氷上町桟敷) の園舎を建設する十分な用地を確保するために行われた、 丹波市が購入した土地と、 医療法人所有の土地との交換を、 正当な評価による金額で精算すべきだとして、 丹波市民2人が行った住民監査請求で、 市監査委員 (谷垣渉代表監査委員) は21日付で、 「違法、 不当は認められない」 として同請求を棄却した。
監査請求によると、 市は不動産土地鑑定額による差額の支払いを受けているが、 正当な評価による精算を行えば、 鑑定額による差額よりも多くの支払いを受けることができるため、 「多大の損害を与えた」 としていた。
監査委員は、 「市の負担と評価額には価格差が生じているが、 土地の形状を同等にした上での評価、 交換交渉によるものであり、 請求人の主張は認められない」 とした。
監査結果は、 市ホームページに掲載。 同監査委員事務局でも閲覧できる。