古市小学校でおきた児童転落死亡事故を受けて、 篠山市議会 (河南克典議長)は、幼稚園、小学校、養護学校18校園に 「早期に対策が必要な危険個所がある」 ことなどを指摘した第1次報告書を酒井隆明市長と新家英生・教育委員長に提出した。
同議会文教厚生常任委員会 (渡辺拓道委員長、 6人) が6月8―17日、 31学校園を点検した結果、 「早期に対策」 「今後対策」 「検討を要する」 の3段階に分けてまとめた。 「早期に対応」 では、 手すりの設置や、 職員室前の樹木の撤去、 職員室窓の張り紙の除去、 すき間が大きいベランダの格子の増設、 屋上への階段にバリケードの設置などを求めた。
河南秀和教育長は、 「建築基準法に定められた基準だけでなく、 報告書で指摘された子どもの目線も大切にしていきたい。 各校の 『ヒヤリ・ハット』 の情報を集め、 全校で共有できるようにしたい」 と話した。
今月中旬に市内5中学校も検査し、 8月上旬に第2次報告を提出する。