丹波県民局は、 今年度の公共事業予定個所や事業費をとりまとめた。 山地災害復旧や森林保全などの治山事業や、 道路、 河川、 砂防などの事業を合わせた合計は53億791万1000円で、 前年度とほぼ横ばい。 主な事業では、 篠山市大山下の篠山山南線 (川代道路) で、 トンネルによるバイパス整備に着手する。 事業期間は2015年度までで、 今年度は道路の詳細設計を行う。
同路線は、 篠山市と丹波市山南地域を結び、 国道175号と176号を丹波市南部で連絡する重要路線だが、 道幅が狭く、 曲がりくねっているうえ、 斜面崩壊が発生し、 通行止めになるなど、 交通に支障をきたしている。
全体延長約1・7キロの区間に、 延長900メートル、 400メートル、 130メートルの3つのトンネルを掘削。 その間を16メートルと20メートルの2つの橋でつなぐ。 全体事業費に約40億円を見込んでいる。