路線バス運行を見直し 青垣―柏原間

2010.11.06
ニュース

 丹波市は、 青垣と柏原地域を結ぶバス路線について、 見直し案をまとめた。 出入り口の段差なしに乗れる 「小型低床バス」 を導入し、 ショッピングセンターなどにバス停を新設したり、 柏原病院行きの便を増やす一方、 「大名草―佐治」 の平日便は廃止する内容。 運行する神姫グリーンバス (本社神河町) も了承した。 来年1月のJRダイヤ改正発表に合わせて微調整を行い、 来年3―4月ごろに変更する予定。 「小型低床バス」 は定員34人で、 市が2台を約3700万円で購入した。 神姫グリーンバスに無償で貸し出す。
 見直しは市内公共交通システム整備の一環。 市や商工会などが、 来年2月から旧町域内を運行するデマンド (予約) 型乗り合いタクシーのサービスを始めるのに合わせて検討した。 デマンドタクシーでカバーできない、 旧町域をまたぐバス路線の利便性を高めることをめざしている。

 新設するバス停は▽ゆめタウン▽コープ柏原▽青垣住民センター▽青垣診療所―の4カ所。 集客施設に乗り入れることで、 利用者を増やすねらい。
柏原病院への便は、 平日の4本を7本に増やす。
 バス停 「石生駅前」 を、 駅の東側から西側に移すため、 周辺ルートを変更。 新興住宅地ハートタウンを通るルートになり、 光安寺前のバス停 「石生新町」 は廃止する。
 バス停 「丹波の森公苑」 は、 利用者がほとんどいないため廃止する。 また、 丹波市立植野記念美術館前のバス停の名称を 「京橋」 から 「美術館」 に変更にする。

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