シーズン終わりに近づいたマラソン、「篠山ABC」と「京都シティ」に2週続けて出た。

2006.12.27
丹波春秋

シーズン終わりに近づいたマラソン、「篠山ABC」と「京都シティ」に2週続けて出た。今年はハーフ(21キロ)ながら「2時間以内」と制限の厳しい京都に照準を合わせ、フルの篠山は19キロで失礼し引き上げた。▼この『試走』が1時間37分ほどだったので、京都もリラックス。小雨の好コンディションにも助けられて、どの関門も10分以上の余裕で通過できた。▼両レースとも選手は7000人余りで同規模だが、雰囲気はだいぶ違う。高校駅伝のテレビに写る『都大路』を走るのは晴れがましい反面、狭い所をいつまで経ってもぞろぞろ進む感じで、田園をゆく篠山の爽快感とは程遠い。沿道の声援者も、篠山のように地域をあげての豚汁やアメ玉のサービスは望むべくもなかった。▼ただ「さすが京都」と思ったのは、選手受付(ゼッケン引渡し)が当日は全くなく、前々日と前日に限られていること。当日は混乱するからだけでなく、全国から集まる選手に観光も十分してもらうねらいらしい。美術館、庭園、茶室などの無料券、割引券をいっぱい渡された。▼当日受付だけの篠山はほとんどの選手が日帰りするが、前日にも受け付けたら、宿泊の選手が増えるのではないか。前日受付ゼッケンの選手のスタート並び順を優遇することにすれば、一層効果が出るかもしれない。(E)

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