郵政民営化問題で衆議院が解散。

2007.02.03
丹波春秋

郵政民営化問題で衆議院が解散。新党結成や有名人候補の登場で、丹波家の夕げの話題も一段とにぎやかだ。親父の聞太「小泉さん、神戸でもすごい人だかりやったそうやな。何せ、これだけ大見得切る政治家は滅多にないもんのう」。▼妻テレ代「でも、民営化ゆうのはも一つ疑問やわぁ。過疎地の郵便局もなくさへんいうても、やっぱり民間会社やったら、赤字のかさむ局から整理したいと思うのが自然のなりゆきやないの」。▼息子ハー吉「せやけど、農協かて支店を統合する時代や。手紙の量も減っていく中で、ほんまにお荷物になってしまわんうちに手を打っておいた方がええんと違うか。郵便貯金も今の仕組みでは、特殊法人など無駄の多いところばかりに行ってしまう。そこが『改革』のねらいなんや」。▼娘ミー子「小泉さんは『これこそ改革の本丸』言うとってやけど、その割には自民党のマニフェストでは、これを突破口に700兆円の国の借金がどういう具合に減らせていくんか、わからへんねぇ」。▼聞太「役者が揃うて、派手な選挙戦になりそうやけど、年金やら医療やら外交やら、国民の関心は郵政だけに絞られとるわけやない。『小泉流』への評価ちゅうのも、別の次元の話や。どういう結果になっても、それが即『郵政民営化』への答えとは言えへんのと違うかいのう」。(E)

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