篠山市が作成した防災マップ。河川が氾濫、決壊した時の浸水想定区域とその深さが色分けされていて、とても分かりやすい。 栗柄の我が家周辺を見ると、浸水想定区域には入っていない。しかし急に山の斜面が崩れ落ちる急傾斜地崩壊危険個所、という枠の中に入っているようだ。マップに記載されている「一瞬にして崩れ落ちるので、逃げ遅れる人も多く、被害が大きくなります」という説明に、思わず背筋が寒くなる。それに土石流が発生する可能性のある危険渓流も集落周辺に約10本ある。 とはいえ、怖い怖いとばかりは言っていられない。災害発生時や災害に備えて何をすればよいかはマップ裏に書いてあるが、その中でも気になったのは「自助・共助」という言葉だ。自助はまず自分の身は自分で守る、ということ。共助は力を合わせて身を守るということだ。 地域で日頃から連携を持つことが、災害の被害軽減の鍵という。しかし連携だけでなく、日ごろからの心構えも大事。マップを近所で持ち寄り、どう避難するか、などを話し合う機会を持つべきだ。マップを見ながら、そう思った。(西澤健太郎)