北京五輪

2008.08.21
丹波春秋

 北京五輪は終盤を迎え、丹波家の茶の間も盛り上がっている。妻テレ代「ほんまに悲喜こもごもやねえ。女子柔道重量級の塚田。残り8秒のところで逆転の1本を食らっておんおん泣いてたけど、表彰台では一転して晴れやかな笑顔が印象的やったわ」。▼娘ミー子「さわやかやったのは、レスリング銀の伊調千春もや。『メダルの色は違っても、私のレスリング人生は最高だった』と言えたんは、一生懸命、悔いのないように練習してきたからこそやね。もっとも、決勝は完敗やったから、ふっ切れたんやろ」。▼息子ハー吉「メダルにこだわったらいかんちゅうことはよくわかるけど、やっぱり国別の獲得数は気になるな。日本は女子レスリングを初め、アテネの遺産だけで持っとるいう感じや。連覇はすごいけど、裏返したら新鋭が出て来とらん、いうことや」▼亭主の聞太「それに比べて中国の勢いはアメリカもたじたじやな。やっぱり共産国やないと、あそこまでは行けん。それに比べて、自由主義になったロシアの凋落ぶりはひどいのう」。▼テレ代「一番楽しみやった女子マラソンも、野口が欠場してしもて残念。日本の目標の金2ケタは微妙になってきたけど、まあ、世界の10番目ぐらいについとったらええとせな。それよりロンドンへの課題はやっぱり、新人の育成やな」。  (E)

関連記事