柏原赤十字 内科医1人増で6人に

2008.09.02
丹波の地域医療特集

 柏原赤十字病院 (玉田文彦院長) に9月1日付で、 蘆田正毅医師 (67) =丹波市春日町黒井=が着任する。 認定内科医で、 循環器が専門。 東洋医学 (漢方) の専門医でもある。 同病院は同日付で 「東洋医学外来」 を開設する。 同病院の内科常勤医は、 玉田院長を含め6人となる。
 蘆田医師は、 関西医科大学大学院を修了後、 同大学附属男山病院 (京都府八幡市) 内科医長などを務め、 1976年に退職。 神戸市北区で内科医院を開業した。 2004年からは大阪漢方医学振興財団付属診療所に勤務。 06年春に帰郷した。 昨年3月に同財団を退職し、 現在は健康の森内科診療所 (大阪府吹田市) 所長を務める。
 内科医が6人になったことに伴い同病院は、 訪問看護ステーションと連動させて、 訪問診療 (往診) の実施に向けて検討に入る。 玉田院長は 「これからは医者も外へ出て、 高齢化する地域の医療をサポートできれば」 と話している。
 同病院は昨年5月、 内科医2人と歯科口腔外科医1人となったが、 同年7月に玉田院長を迎え、 さらに今年4月、 7月にそれぞれ内科医が着任。 計5人となり、 内科系疾患で週1回に限り、 常勤医2人体制で夜間2次救急を再開。 丹波地域医療圏域の2次救急輪番へも復帰した。

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