議会の仕事

2008.09.02
未―コラム記者ノート

 4月に改選された篠山市議会。前期と比べると、対応や行動が早くなり、仕事量も増えた。定数20人のうち、半分以上の13人が新人になり、平均年齢も10歳以上若返ったことが影響しているのだと思う。 6月に市が「篠山再生計画案」を発表すると、連動して「行財政改革調査特別委員会」を立ち上げ、全124項目を常任委員会などに振り分けて、独自のチェックシートを作って審査した。 また、「議会のあり方研究会」も立ち上げ、各会派の意見を集めて「議員報酬削減」の方向性をまとめた。9月議会に具体的な内容を改正条例で提案する見通しだ。 前期には、篠山病院の存続問題という重大事案が浮上したが、議会は「下手に独自に動いて交渉をこじらせてはいけない」と特別委員会などを立ち上げることはなかった。この姿勢はやはり良くなかった。 前期に、議員定数の削減が議論され、いったん「現状維持」としたものの、市民から猛反発があり「2削減」に方向転換した。市民は議員の仕事を見ている。市民から評価されるようになれば、定数や報酬の捉え方も違ってくるだろう。(徳舛 純)

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