篠山で9日「地域医療フォーラム」 

2008.11.01
丹波の地域医療特集

 篠山市と同市医師会は11月9日午後1時半から、 「ささやま地域医療フォーラム~安心して住み続けられる地域医療を実現するために」 を篠山市民センター (黒岡) で開く。 医療崩壊に詳しい城西大学経営学部准教授、 伊関友伸 (ともとし) さんの基調講演と、 医療関係者、 市民代表らによるパネルディスカッションの2部構成。 篠山市は 「これからの地域医療はみんなで守らないといけないということを考えたい」 と参加を呼びかけている。
 医療崩壊が全国的な問題となり、 丹波地域では、 中核とされてきた県立柏原病院が医師不足により運営が危機的な状況にある。 篠山市は兵庫医科大学篠山病院の存続が決まったが、 市民、 医療関係者、 行政が立場を越えて医療問題を話し合い、 今後の市民意識のあり方を考えようと企画した。
 伊関准教授は 「地域医療の崩壊と再生~まちの病院がなくなる?!」 と題して話す。 伊関准教授は、 元埼玉県職員で、 行政評価や自治体病院の経営、 保健・医療・福祉のマネジメントなどを研究している。 夕張市病院経営アドバイザーなどを務め、 著書に 「まちの病院がなくなる?!」 などがある。
 パネルディスカッションのテーマは 「篠山市の地域医療を守るために」。 パネリストは市医師会長の山鳥嘉彦さん、 市自治会長会長の松本正義さん、 兵庫医大篠山病院新院長の福田能啓さん、 県立柏原病院小児科医長の和久祥三さん、 子育て世代市民代表の中村貴子さん、 市保健福祉部長の前田公幸さん。
 入場無料。 手話通訳、 託児ボランティアあり。 希望者は11月4日までに市保健福祉部企画総務課 (079・552・7101)。

 

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