丹波市議会 医療特別委の設置見送る

2008.12.23
丹波の地域医療特集

 丹波市議会は19日、 一般廃棄物処理施設に係る調査特別委員会を設置、 救急医療に係る調査特別委員会は設置を見送った。
 15日の議会運営委員会 (岸田昇委員長、 9人) で両特別委員会の設置に合意。 議員自らが提案する 「発議」 で、 岸田委員長が提案者になり両委員会設置の提案を予定していたが、 上程前に開いた議員全員協議会 (非公開) で、 救急医療の特別委員会の設置に異論が出たため、 非公開で議会運営協議会を開き、 医療特別委議案を取り下げることにした。
 全員協議会では、 反対、 慎重な取り扱いを求める意見が多く出され、 設置に賛成する意見を述べたのは2人だったという。 議員によると、 廃棄物処理施設は喫緊の課題だが医療は解決策がなかなか見えない、 現状把握ができておらず今設置するのは望ましくない、 無理に立ち上げたら議員に溝ができ時期尚早、 などの意見が出たという。
 岸田委員長は、 「日を改め、 12月定例会中に提案することで、 議会運営委員会の合意は得られている」 と言い、 特別委員会の設置を求めた田口勝彦議長は、 「私の力不足。 議員の理解と協力が得られるよう努力したい」 と述べた。
 廃棄物処理施設に係る調査特別委員会の委員長は足立修氏 (政友会)、 副委員長は奥村正行氏 (新生会)。

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