6月7日午後1時半から小野市のエクラホールで開かれる県医師会のシンポジウム「公立病院はどうなる」で、パネリストを務める。医療関係者と国会議員のそうそうたる顔ぶれがそろうなか、光栄にも、県民代表で呼んで頂いた。 医療崩壊と言われているが、公立病院崩壊と言い換えても良いぐらい、全国で公立病院が弱っている。原因は、医師不足と経営難だが、民間病院と比べ、医師不足に歯止めをかけにくく、経営悪化しやすい「体質」を公立病院は持っている。その理由を専門家が解説される。ぜひ聞いてほしい。 医師会は、県民に、国にもっと医療に予算を割くよう働きかけてもらいたいと考えている。それだけでは、この問題は解決しないとも考えていて、丹波の「限りある資源を大切に使う」という考えを、聴衆に伝えたいとの願いから私に声がかかったと想像する。 もっとも、会場の小野市では、今ある医療資源でどうやりくりするかが真剣に議論され、三木市と市民病院統合協議が進んでいる。「釈迦に説法」とならないよう、考えてしゃべりたい。時間があれば、お越し下さい。 (足立智和)