富士通パーソナルビジネス本部シニアスタッフ 新家修さん

2009.09.07
たんばのひと

企業は人を柱に

(しんけ・おさむ)東京都在住
 1949年 (昭和24年) 篠山市旧八上村生まれ。 篠山鳳鳴高校、 大阪府立大工学部電子工学科卒業。 72年富士通入社。 技術者として国産コンピューター (FACOM230シリーズなど) の開発に従事。 89年からパソコン (FMVシリーズ) 開発部門で就業中。 2003年以来、 CS経営推進幹事を兼務。

 コンピューターの技術者として 「優れた製品作りをつき詰める」 という仕事に長く従事し、 製品を使う側のことは余り考えなかった。 「技術の誇示ばかりを考えていたんですね」。
 転機は6年前、 本部内で組織された 「CS経営推進幹事会」 の幹事に指名されてから。 おりしも、 CS (顧客満足) が社会的トレンドとなり、 どんなに技術的に優れた製品でも、 顧客にとって使い勝手のいいものでなければ、 市場から見向きもされなくなることを痛感。
 もともと革新的な性格を見抜かれて本部内のCS経営推進を担うことになった。 3年前からは、 日本生産性本部が創設した 「経営品質向上プログラム」 を推進支援する社外組織 「経営品質アセッサーフォーラム」 の理事としても活動の場が与えられ、 社会貢献の一翼を担う。 企業の成熟度を測る7項目の基準のうち、 「経営幹部のリーダーシップ」 のなかで、 人材育成を最重点に置く。 「企業は人でなりたち、 社会を支えるのも人です」。 それも、 苦労や艱難辛苦を体験して変革を遂げていく人が生き残っていくのだと。 「従業員が生き生きと働き、 よい商品を生み出せば、 お客様から喜ばれ、 それが従業員の励みになる。 ES (従業員満足) あってのCSなんですよ」。
 小児まひの後遺症で左腕に障害があった母親にロボットの腕を作ってあげたいとの一心から、 当時、 数少ない電子工学のある大学へ。 年2回は墓参りに帰郷。 財政難の市政に思い切った改革を期待する。 「日本経営品質賞を地方自治体部門で受賞した岩手県滝沢村は事業計画を住民と協働で策定するなど、 住民視点 (CS) の取り組みをする。 滝沢村をモデルに革新的な市政にしてほしい」。 (上 高子)

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