2病院問題で辻市長が知事発言に見解

2009.09.24
丹波の地域医療特集

 丹波市議会の救急医療に係る調査特別委員会 (岸田昇委員長、 23人) が開かれ、 10日の県政懇話会での 「県立と赤十字の関係の課題は、 5年を経過した以降とする」 などとする井戸敏三県知事の発言について経過と見解を問われた辻重五郎市長は、 懇話会では明らかにされなかった 「5年経過の時期」 について、 「昨年から具体的になったので、 後3年だろう」 との見方を示した。
  「5年と射程距離をはっきり言われた。 県に預けるのでなく、 市としてどう考えるのか」 と市の姿勢をただした廣瀬憲一議員の質問に辻市長は、 「私たちも日赤と昨年から5年間契約している」 とし、 「知事に 『柏原病院がつぶれるじゃないか』 と言った時に 『つぶさない』 と言われた。 『平成30年に建て替える。 これが証拠だ』 と。 県はちゃんとやってくれるんだとその時に理解したし、 今も理解している。 日赤との関係についてはその時の状況で、 市民の考え方もいろいろあるだろうし、 最適なものを考える」 と答えた。
 同懇話会での 「そういうことを言う人は、 働かない人が多い」 という知事発言について、 「お医者さんに対して失礼な発言。 知事に本意をたずねてほしい」 とする奥村正行議員の注文には、 「言われていたら問題だが、 記憶にない」 とした。

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