篠山の小学校教諭 ふるさとガイドを作成

2010.07.30
ニュース

 篠山市内に残る貴重な歴史的建造物や伝統芸能などを教育現場に生かそうと、 小学校教諭らが社会科の学習活動資料 「篠山ふるさとガイドブック (仮称)」 の作成に向け、 プロジェクトをスタートさせた。 今年度中に完成させ、 来年度5、 6年生の授業での活用を目指す。 製作費用は、 全額ふるさと納税を活用する予定で、 市外にいる出身者の善意が、 ふるさとに生きる子どもたちの教育に一役買う。
 プロジェクトチームは、 小学校教諭のほか、 市教委職員と中学校教諭も参加。 資料に盛り込む内容を議論し、 来年2月ごろの完成を目指している。
 計画では、 ▽歴史▽文化▽自然▽人物―を軸にするほか、 デカンショ節・踊りや化石などを盛り込む予定。 活用法としては、 授業計画の中に 「ふるさと教育」 を盛り込み、 授業の副読本的な使い方のほか、 資料を手に実物を見学に訪れるなどが検討されている。
 14日に開かれた1回目のプロジェクト会議では、 建造物や天然記念物、 伝統芸能などに力点を置く案などが挙がった。 今後も議論を重ね、 ここにしかない教材づくりを目指す。

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