パシフィックコンサルタンツ常務取締役 古倉徹夫さん

2010.12.16
たんばのひと

広範な分野で調査助言
(こくら・てつお)東京都在住

 1950年 (昭和25) 丹波市柏原町生まれ。 柏原高、 岐阜大工学部、 同大大学院修了後、 パシフィックコンサルタンツ入社。 2004年取締役、 08年より現職。 同志社大学非常勤講師、 日本都市計画学会理事など。

 建設や交通、 通信といった社会資本整備から環境、 福祉まで様々な分野に渡り、 事業立ち上げに当たって各種の調査をしたり企画、 助言する総合コンサルタント会社。
 来秋60周年を迎える業界大手で都市計画の専門家として 「コンサルタントエンジニア」 を務めてきた。 「戦後の建設コンサルタントの歴史そのものです。 国の重要な情報を担っているので株式も非公開。 社員持ち株会主体でここまで成長しました」 と、 胸を張る。
 数年前開業した 「つくばエクスプレス」 には計画段階から10年関わり、 国土交通省や経済産業省の委員会のメンバーにも。 駅前広場や鉄道敷設などの計画や事業採択の基準作りなどを手がけている。
 最も心しているのは、 「義理人情や損得などしがらみを排し、 公明正大であること。 そういう意味では、 一般のビジネスとは少し違って、 研究者や行政の立場に近いかもしれません。 いや、 その中間かな」。
 丹波市が合併する時も協議会の運営に関わり、 丹波へ再三足を運んだ。 「賛否が色々あった市名の問題には心を砕きました。 協議会には、 住民の視点、 郷里を離れた人たちの視点、 そして国民全体の視点をバランスよくとることをアドバイスしました。 結果的にはあれでよかったのでは」。
 還暦を迎え、 そろそろセカンドライフが視野に。 大阪勤務時代に建てた自宅が池田市にあり、 妻が、 東京の賃貸マンションと往復して守るほか、 空き家の丹波の実家にも毎月手入れに帰郷する。
  「3軒の維持は費用もかさむし、 私は丹波に戻りたいと願っているのですが、 家内は同郷ながら都会生活も捨てがたいと言い、 なかなかまとまりません。 どうなりますか」。外部からのコンサルタントが必要かも。(上 高子)

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