見出し

2016.01.28
丹波春秋

 毎日新聞20日号に「東京情報編成総センター」という、編集局に集まって来る原稿の価値判断をし、相応の見出しを付けレイアウトする部の人が「記者の目」という欄に執筆している。▼その記者が14日号(東京で作った版、大阪は別)のスポーツ面を担当した際、SMAPの解散問題が衝撃を与えた日だったので曲の一覧を用意し、その日のスポーツ記事の見出しに出来るだけ使おうとしたという話。▼「嘉風、作戦通り弾丸ファイター」、「西武・秋山、今年もらいおんハート」、「柏メンデス新監督、俺たちに明日はある」といった調子で、極め付きは最終版で飛び込んだサッカー日本のアジア予選初戦のニュースに「青いイナズマ白星発進」。計9本がSMAPの曲名で埋まった。▼無論、駄洒落に近い見出しで、「『的確で正確な見出しという基本からは、はずれている』との批判も承知している」とも書いているが、ともあれ、その紙面の評判が「ねとらぼ」やツイッターを通じてネット上に次々に広がっていき、新聞いらない人達からも読みたい声が殺到したのは事実のようだ。▼この話、毎日新聞の宣伝臭もしないではないが、紙媒体とネット情報の関わり方について注目に値する話ではある。かつ、芸能界に疎い春秋子もSMAPの凄さを初めて知らされた。(E)

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