再起の道

2016.02.25
丹波春秋

 野球バカの善人のように思われていた清原が覚醒剤で捕まり、水に落ちた犬を打つようにたたかれている。▼是非声をかけてやってほしいのが、やはり覚醒剤の前科のある元大投手、江夏だ。実刑判決に控訴もせず服役したが見事に乗り切って、評論家として復帰した。清原には「お前も臭い飯を食って、生活を一新しろ」と言うかもしれない。▼覚醒剤でもう1人、気になるのが、ハスキーな声が未だに心を捉える桂銀淑。深刻な借金トラブルも抱え、2008年にビザの期限切れと共に日本から追われた。筆者が数年前に済州島に行った際、現地の日本人の知人から「ソウルのライブハウスで歌い始めた」と聞き、いずれ聴きに行きたいと思っていた。▼ところがそれからしばらく経って、消息通の別の知人が「やはり薬から離れられないようだ」と話し、心配していたのだが、ついに昨秋、詐欺罪も加えられて地裁で実刑判決を受けた。その後の消息は知らないが、再起の道はかなり難しかろう。▼「指の間をさらさらと いつの間にやらこぼれ落ち…晴れの日も風の日も人生」(阿久悠作詞「花のように鳥のように」)。「そんなふうに思えたら幸せに近い」と歌いながら、そうは思えなかったのか。だが、これで全てが終わってしまったわけではない。清原も頑張れ。(E)

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