早起き

2016.02.06
丹波春秋

 「早起き・おひさま・朝ご飯」。丹波市健康福祉推進協議会が、市に答申した「健康たんば21第2次計画」案に盛り込んだ目標の一つらしい。過日の弊紙丹波市版に載った。▼このフレーズで気を引いたのが「早起き」。知り合いに毎日、午前3時に起きている人がいる。なんでも「昔から優れた人で早起きでなかった人はいない」という話を聞いて発奮したという。▼そんな優れた人の一人で、「念ずれば花ひらく」という言葉で有名な仏教詩人、坂村真民は午前2時に起きていたらしい。早起きは、父親が亡くなった8歳の頃から。母親から父親の「のどぼとけ」に毎日、お水をあげることを命じられ、近所の人が水を汲まないうちに朝早く共同の井戸に出かけた。以来、目が覚めれば夜が明けていたことは一度もなかった。▼真民によると、午前2時から4時までは宇宙が一番生き生きとしている「純粋時間」であり、「神仏と共に在る歓びの時」だという。でも、当方にとってその時間は「布団と共に在る時」。▼「身体髪膚之を父母に受く。敢へて毀傷せざるは孝の始めなり」という名言を、かつて旧制高校の寮生たちは「寝台白布之を父母に受く。敢へて起床せざるは孝の始めなり」と言い換えたとか。目覚めが早い年齢になったが、この気持ち、冬の朝はよくわかる。(Y)

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