「亡くなった子の分まで生きる」 4歳児育てたヒマワリの種 児童らが花壇に植える

2019.05.22
ニュース丹波篠山市地域

警察署員らとひまわりの種に水をやる岡野小学校の児童たち=兵庫県丹波篠山市東浜谷で

兵庫県丹波篠山市の岡野小学校の全校児童と岡野幼稚園の園児らがこのほど、2011年、京都府内で交通事故で亡くなった当時4歳の男の子が生前に育てていたヒマワリの種を同校の花壇に植えた。京都府警が遺族から種の提供を受け、各地にひまわりを咲かせることで、命の大切さと交通事故防止を伝えていこうと、「ひまわりの絆プロジェクト」として展開しているもの。児童たちは、篠山警察署員らから「大きい花が咲いたらいいね」などと声を掛けてもらいながら、ジョウロで優しく水をかけていた。

5月は、新1年生や進級した2―6年生も学校生活や環境の変化に慣れるころで、気のゆるみから交通事故に遭いやすい時期に当たることから開いた交通安全教室の一環。篠山署は同プロジェクトに賛同しており、京都府南丹署から種の提供を受けた。

教室では、クイズ形式で交通ルールを学ぶなど、楽しみながら交通安全の意識を高めた。

署員らは、道路を横断するときや、信号機のある横断歩道を渡る際の良い例、悪い例を説明し、児童らに「信号が青になってもすぐには渡らず、必ず左右を確認してから手をまっすぐに上げて渡ってね」などと呼びかけていた。

男児(6年)は、「ひまわりの種植えを通して、事故で亡くなった男の子の分までしっかり生きようと思った。今日の学びを生かし、これまで以上に事故に遭わないよう心がけます」と署員らに伝えていた。

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