お世話になりました

2019.08.01
記者ノート

 JR福知山線の篠山口以北の全駅で2年後に、切符を買わなくても乗車できるICカード「ICOCA」(イコカ)が導入される。丹波市JR福知山線複線化推進協議会を中心に、地道に利用増進運動を続けたのがJRの決断に影響したのでは。通勤や都市からの観光客の不便さを見聞きしていたので、利便性向上や利用増を期待する。複線化の道のりも平坦でないが、粘り強い、市民運動にしたい。

 歴史の転換点という言葉がある。昭和、平成、令和の時代の様々なニュースの現場に立ち会えた。最近、箱根を旅し、箱根駅伝ミュージアムを訪れた際、丹波市氷上町出身で、早稲田大学で4年連続、箱根を走った里勝安さんについて、職員が「知っていますよ」と説明してくれた。「順天堂大学の選手や長距離ランナーで活躍した澤木啓祐さんと2年の時(1963年の39回大会)に同区間を走り、タイムは上だった」という。里さんに箱根駅伝の思い出を取材した記憶がよみがえった。

 今回の記者ノートで41年間の記者生活にピリオドを打った。長い間、ありがとうございました。「走り終え幸せかみしめゆっくり歩む」 (臼井 学)

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