今年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放映に関連し、明智光秀ゆかりの地で、次々と観光PR用のイラスト、キャラクターが生まれている。あなたはどの「光秀」がお気に入り?
◎クール?裏切り者?かわいい「10才みつひでクン」も
出生が謎に包まれた光秀。共に「明智城」があり、史跡や文書から「有力」とされる岐阜県恵那市明智町と、「明智荘」があった同県可児市は「生誕の地」として売り出している。 恵那市は地元のイラストレーター阿部詩織さんが、可児市は市職員と高校生らがキャラクターを手がけた。
比叡山焼き討ち後の1572年に光秀が坂本城を築いた滋賀県大津市は、人気漫画「煉獄に笑う」作者の唐々煙さんの書き下ろしイラストをポスター化。びわ湖大津観光協会らが「戦国に笑う」観光キャンペーンを展開している。
光秀に攻め滅ぼされた兵庫・丹波。丹波市は、イラストレーターの中川英明さんが描いたクールな光秀を採用。
丹波篠山市の観光ポスターは、光秀と光秀の母、地元の武将・波多野秀治を描いている。光秀の母は、秀治の居城「八上城」ではりつけにされたという伝説も残っている。
光秀が善政を敷いた京都・丹波。光秀の丹波統治の拠点、亀山城の地元亀岡市は、光秀の「バーチャルユーチューバー」を作成。ユニークな動画を配信している。
光秀が築いた福知山城がある福知山市は、観光協会が2000年から「落第忍者乱太郎」で知られる漫画家、尼子騒兵衛さんが描いた「光秀くん」のキャラクターを使用。
同市は昨年、ゲームのキャラクターデザインで知られる諏訪原寛幸さんが描いた光秀イラストを発表。「裏切り者」の悪いイメージを払拭すべく、若い世代にアピールするイラストを制作した。