光秀ゆかりの重要資料展示 歴史ファンで連日にぎわう 福知山のミュージアム

2020.01.29
ニュース明智光秀と丹波地域特集観光

明智光秀にまつわる年表や重要資料が並ぶ展示会場=京都府福知山市岡ノで

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放映に合わせ、京都府福知山市の福知山城公園内の佐藤太清美術館2階に「福知山明智光秀ミュージアム」がオープンした。光秀に関する書状や甲冑、ゆかりの人物にまつわる展示が並び、連日多くの来場者でにぎわっている。

光秀の生涯をパネルで紹介したコーナーのほか、光秀による丹波国平定戦「丹波攻め」の詳細をまとめたコーナーもある。天正3年、丹波国に覇を唱えていた「丹波の赤鬼」の異名を持つ兵庫県丹波市の黒井城主・赤井(荻野)悪右衛門直正との戦いでは、直正が光秀を破った。光秀は命からがら敗走するなど、生涯で最も苦戦した戦いの一つになる。

また、丹波攻めから福知山城築城までの光秀の動きを紹介した6分間の映像を上演している。

光秀にかかわる重要資料も展示。光秀所用の甲冑や、直筆の書状も並んでいる。赤井直正の書状は複製が展示されているが、原本の展示も予定している。今後、織田信長や波多野秀治、羽柴秀吉らに関する資料展示も予定している。

隣の同城では、本能寺の変から山崎の戦いに至る、光秀の最後の11日間に迫った映像も上映している。

入場料は大人500円、小中学生250円。同城への入場は別途料金が必要。

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