”女子の甲子園”も初の中止 コロナ禍で「苦渋の決断」 全国女子硬式野球選手権 秋の代替大会を模索へ

2020.05.29
ニュース丹波市地域

昨年の大会で優勝し、歓喜の表情で胴上げする作新学院の選手たち=2019年8月2日午後零時32分、兵庫県丹波市市島町中竹田で

「女子の甲子園」として知られる、7月25日に兵庫県丹波市のつかさグループいちじま球場で開幕する予定だった「第24回全国高等学校女子硬式野球選手権大会」(同市、全国高等学校女子硬式野球連盟主催)が、新型コロナウイルス感染症の影響で中止になることが決まった。同大会が中止になるのは初めて。感染防止に万全の対策をすることが難しいと判断。今後、同ウイルスの感染状況を見ながら、10月中旬をめどに同連盟単独主催による代替大会の開催を模索する。同連盟の坂谷高義会長は「他の競技の全国大会も中止になっている中で苦渋の決断。何とか代わりになる大会を開催したい」と話している。

25日―8月2日、同球場と同市のブルーベリースタジアム丹波を会場に、昨年より5チーム多い過去最多の37チームが出場する予定だった。

同連盟によると、夏休み中などに延期して開催する可能性を模索したが、各地からの団体移動や宿泊を伴う感染リスク、長期休校による夏休みの短縮など、大会の開催が学業の支障になりかねないとして決断した。

同ウイルスの第2、3波など感染が拡大していないことを前提に、代替大会を模索する。

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