梅雨の晴れ間に彩り ピンクと白のハス美しく 花言葉は「清らかな心」

2020.07.01
ニュース丹波市地域地域自然

美しく咲いたハス。つぼみも多くあり、しばらく楽しめそう=2020年7月1日午後2時17分、兵庫県丹波市春日町山田で

兵庫県丹波市春日町の水田で、ハスの花が見ごろを迎えている。西日本は1日、曇りがちだが時おり梅雨の晴れ間が広がり、つかの間の陽を浴びたピンクと白の大輪が風に揺られている。ハスの花言葉の一つは「清らかな心」―。

水稲栽培には不向きで、所有者の男性(73)が持てあましていた場所だったが、昨年3月に知人から譲り受けた株を植栽したところ開花し、地域住民の小さな「お花見スポット」になっている。株が増えた今年は、昨年よりひと月ほど早く見ごろを迎えている。

生活道路沿いのため、道行く地域住民らも開花を楽しみにしており、「きれいに咲いたね」などと声をかけられるという。近くの高齢者施設の入所者も散歩中に花見を楽しんでいる。

男性は「新型コロナウイルスで大変な年だけど、花を愛でることでひと時でも心を休めてもらえれば」と話している。

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