次は来春に 野辺で「ホトケノザ」開花 初冬の風に揺れ

2021.11.08
地域自然

初冬にも開花した「ホトケノザ」。次にみられるのは春=2021年11月8日午後4時20分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市内の野辺でシソ科の「ホトケノザ」が、小さく可憐な紫色の花を咲かせている。

葉の形が仏の蓮座に見えることが名の由来で、2センチほどの唇のような形をした花をつける。花期は3月から6月にかけてで春の花として知られるが、日当たりの良い場所では11月ごろにも開花する。

春の七草のひとつに数えられるホトケノザは、「コオニタラビコ」で別物。それでも立冬を過ぎ、暦の上では初冬の風に揺れる姿は、ひそやかに春を思わせてくれる。次にこの姿を見られる時は本物の春になっている。

花言葉は「調和」「輝く心」。

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