光の翼 陽光浴びて輝く鳥の羽 自然の機能美にため息

2022.04.26
自然

太陽を背に羽ばたく「キビタキ」とみられる野鳥。太陽光が透かす翼が美しい=2022年4月25日午後5時34分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市内の林で野鳥を探していると、木の枝に太陽を背にした鳥の姿をとらえた。暗い林の中、また逆光のため、鮮明な写真は期待できないものの、念のため数枚シャッターを切る。そこに映し出されていたのは、美しい「光の翼」だった。

夏鳥の「キビタキ」とみられる。全長13センチほどの小さな鳥だ。

とらえたのは飛び立つ瞬間。太陽光が透かす羽の一枚一枚が光り輝き、虹色に見える部分もある。一瞬の出来事で、シャッタースピードや露出の調整がうまくできなかったことを後悔した。

改めて、この薄い羽をはばたかせて空を飛び回る鳥の力に驚かされる。同時に、自然が作り出した機能美にため息が漏れた。次回こそ、鮮明な姿をとらえたい。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

関連記事