「全国の足立さん!聞いて!」 ”足立の歌”披露へ 13日「集まれ祭り」

2022.11.12
地域歴史

足立さん祭りで披露するオリジナル曲「希望の歌」のリハーサルをする足立さつきさんと足立知謙さん=大阪府大阪市内で(提供)

遠祖・足立遠元のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」登場をきっかけに全国一、足立姓が集まっている兵庫県丹波市の青垣町遠阪地区で生まれた企画「全国の足立さん集まれ祭り」(同実行委員会主催)が13日午前10時―午後2時半、同市の旧遠阪小学校で開かれる。イベントのために作られた「足立の歌」の初披露、各地の足立さんとのリモート座談会、足立の人文字づくりなどが予定されている。主催者は「足立さん以外も来場を」と呼び掛けている。参加無料。

共に同市出身のソプラノ歌手、足立さつきさんと、ピアニストでサウンドクリエーターの足立知謙さんが開く「足立さんコンサート」(午後1―2時)で、知謙さん書き下ろしのオリジナル曲「希望の歌」を披露する。源頼朝に所領安堵された武蔵国足立郡から1209年に丹波国佐治庄(現・丹波市青垣町)地頭に任命され、現在の丹波足立氏の祖となった遠元の孫、足立遠政ら、鎌倉時代から現代につながる足立の絆を歌う壮大な曲。

異なる音楽ジャンルで活躍する足立姓の2人が初共演する。さつきさんは、「物語性があり、奥行きがある曲。楽しく歌いたい」と言い、知謙さんは「大河ドラマを意識し、足立の歴史ロマンを書いた。時代時代に決死の決断をしてきた先祖から現在に足立がつながっていることは、ファンタジーではなく現実。大河をきっかけに、現実に足立が集まるのは感動的なこと」と話している。

リモート座談会(午前10時半―同11時半)で、東京、神奈川、福知山などの足立さんと、会場を結ぶ。「足立さんあるある」トークなどを予定。午後2時から「足立」の人文字撮影会。

昼食は、足立製麺所(横浜市)から麺を取り寄せたラーメン「足立の麺々」、たこ焼き、弁当、ピザ、駄菓子販売も。

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