「KOM’S FARM」代表 小村香織さん(丹波市)

2023.07.02
たんばのひと

小村香織さん

長く農業続けるために

「おいしい野菜、食べていますか?」をコンセプトに、夫の晋さんと旬野菜農家「KOM‘ SFARM」を立ち上げて約9年。少量多品目で年間約100種類の野菜を栽培し、大型商業施設「グランフロント大阪」のマルシェに毎週出店しているほか、阪神間の顧客や、各地の飲食店などに野菜を届けている。

会社員時代、食の安全が気になり、夫の子どもの頃の夢だった「お百姓さん」になろうと、2010年から4年間、神戸市の貸農園で野菜作りに励んだ。就農先を探して情報を集める中で、丹波市が「有機の里」であることを知り、「丹波ブランド」にもひかれて、丹波市で農業をやろうと決めた。

2014年に移住した頃、農水省の農業女子プロジェクトに参加し、「近畿の同業の女性たちと出会って刺激を受けた」。農業をするには地域とのつながりが大切であることを実感し、移住した女性農業者の会を丹波市で仲間たちと立ち上げた。

昨年7月から、春日町大路地区の住民らでつくる一般社団法人「みつおおじ」の社員に。このことがきっかけで「大路」という範囲で物事を考えるようになったといい、毎月1回始まった「ファーマーズマーケット」では出店者の取りまとめ役をしている。「この地で10年、20年と長く農業を続けたい。そのためには地域が衰退していては困る。今できることをやっておきたい」

ブルーベリーの栽培を通じた観光や、高齢化している農家をサポートする仕組み作りなど、「やりたいことはたくさんある」。「みつおおじに入れてもらえたことで、背中を押してもらえる気がする」と意欲を燃やしている。神戸市出身。51歳。

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