太極拳で全国5位 「平常心を心がけた」 三田協会所属指導員の小畠さん

2023.08.18
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「全日本武術太極拳選手権大会」の女子太極剣・刀の部で、自己最高の5位入賞に輝いた小畠さん=兵庫県丹波市柏原町柏原で

兵庫県武術太極拳連盟・三田太極拳協会所属指導員の小畠睦さん(52)=同県丹波市=が、このほど東京体育館で開かれた武術太極拳の日本一を競う大会「全日本武術太極拳選手権大会」の女子太極剣・刀の部で5位入賞に輝いた。6回目の挑戦で最高の成績。「ジュニア世代も育っているので、全日本選手権に出られるだけでも感謝しないといけないのに、夢のような結果になって幸せ」と話している。

66人が出場し、2人ずつ演武した。42の形からなる演武「42式剣」を披露。ゆったりと流れるような動きをメインとしながらも、ためた力を一気に発するような動き「発勁」や、片足立ちでバランスを取る動作なども組み込まれており、「平常心を心がけた」(小畠さん)。

2020年の県大会で準優勝し、全国への切符を手にしたままコロナ禍に入った。以降、大会は開かれず、昨年はようやく全日本選手権が行われたものの、規模縮小により出場部門は開催されなかった。

今年2月、県大会で準優勝し、全国への挑戦権を得た。久しぶりのひのき舞台で、入念な準備ができたことが功を奏したという。

「コロナ禍があり、出場する準備をしては大会が中止になった。このまま自分は終わってしまうのかと思うと不安だったが、頑張って良かった」と胸をなでおろす。「ここまで導いてくださった先生や、共に太極拳を楽しみ高め合える仲間、応援してくれた人に感謝したい」と話している。

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